こんにちは、Python初心者のハナマルコです。
こんな疑問、ありませんか?
- 「Pythonを始めたけど、変数って何?」
- 「よく見る name = “ハナマルコ” って、どういう意味なの?」
- 「イコール(=)って、数学と使い方が違うの?」
プログラミング初心者が最初につまずきやすいのが「変数」です。
でもご安心ください!
このページでは、
- 身近なたとえ(お弁当袋)を使って、変数のイメージをやさしく説明し、
- 実際に手を動かせるコード例で理解を深め、
- よくある疑問に答えるFAQや演習も取り入れています。
読み終わる頃には、
「なるほど!変数ってそういうことだったのか」
とスッキリわかるはずです。
- 変数って何?がやさしくわかる
- 変数の使い方と書き方が学べる
- 変数を使うメリットがわかる
- 変数名のルールが学べる
変数ってなに?お弁当袋でイメージしよう

変数ってなんですか?難しそうでよくわからないです…



それでは、こう考えてみましょう。
たとえば「お弁当袋」に名前のシールが貼ってあって、中に「おにぎり」が入っているとします。
- 名前のシール → 変数の名前(変数名)
- 中に入っている物 → 値(データ)
この袋は「ハナマルコさんのお弁当袋」なので、袋の名前は name
として、中身の「ハナマルコ」という文字を入れたと考えます。
Pythonではこう書きます:
name = "ハナマルコ"
この1行で「name という名前の袋に、ハナマルコというデータを入れる」という意味になるんですよ。
変数の仕組みをもう少し詳しく
なぜ変数が必要なの?
プログラムでは、「名前」や「年齢」、「食べ物」など、いろんな情報を使いますよね。
その情報を一時的に保存しておけるのが“変数”です。毎回同じ文字を書く代わりに、「変数」という入れ物を使って、まとめて扱えるんです。
プログラミングの世界でも、数字や文字などの“データ”に名前をつけて箱に入れておくことで、あとで中身を使ったり、書き換えたりできるようになるんです。
この「データの入れ物に名前をつける仕組み」が、変数(へんすう)なんです。
変数を使うと何がいいの?3つのポイント
① 何度でも使える
同じ名前を何回も書く代わりに、変数にしておけば、プログラムがスッキリします。
name = "ハナマルコ"
print(name)
print("こんにちは", name)
print(name, "さん、ようこそ!")
② あとから変更できる
変数に入れた値は、途中で変えてもOK!1カ所だけ直せば、全部に反映されます。
food = "おにぎり"
print("好きな食べ物は", food)
food = "カレー"
print("やっぱり", food, "が好き!")
③ 意味がわかりやすい
変数名を工夫すれば、プログラムの内容が一目でわかるようになります。
x = 100 # 何の数字?
score = 100 # テストの点数!
実際に書いてみよう!
Pythonのコードを使って、変数の動きを体験してみましょう。
name = "ハナマルコ"
print("こんにちは")
print("私は", name, "です")
このように、print() の中で変数を使うと、中に入っている値を表示できます。
実行結果:
こんにちは
私は ハナマルコ です
変数のルール
名前(変数名)は自由につけられるけど、ルールがある
・英文字(a〜z)、数字、アンダースコア _
が使える
・最初の文字はアルファベット or アンダースコア
・スペースや記号(-
, @
, !
など)は使えない
・Pythonの予約語(例:print
, if
, while
など)を使ってはダメ!
❌ NG例
1name = "ハナマルコ" # 数字から始まっている → エラー
my name = "マルコ" # スペースがある → エラー
print = "こんにちは" # 予約語を使っている → エラー
✅ OK例
name = "ハナマルコ"
age = 20
my_name = "マルコ"
よくある質問(FAQ)
- 「=」って数学のイコールと同じ?
-
違います!Pythonでは「右の値を左の変数に入れる」という意味です。
name = "マルコ" # 「マルコ」を name に入れる
- 文字ってどうやって書くの?
-
「”(ダブルクォーテーション)」または「’(シングルクォーテーション)」で囲みます。
name = "マルコ" city = '東京'
ミニチャレンジ:自分で変えてみよう
次のコードを動かして、好きな食べ物や飲み物に変えてみましょう。
food = "ラーメン"
drink = "コーヒー"
print("好きな食べ物は", food)
print("好きな飲み物は", drink)
実行結果:
好きな食べ物は ラーメン
好きな飲み物は コーヒー
チャレンジポイント:
food
を「カレー」や「寿司」に変えてみよう!drink
を「お茶」や「ミルクティー」にしてみよう!
よくあるエラーとその理由
文字に ” をつけ忘れた
name = ハナマルコ # エラーになります!
NameError: name ‘ハナマルコ’ is not defined
正しくは
name = "ハナマルコ"
print にカンマを忘れた
print("こんにちは" name) # エラー!
SyntaxError: invalid syntax. Perhaps you forgot a comma?正しくは
print("こんにちは", name)
応用:変数を使った自己紹介を書いてみよう
name = "ハナマルコ"
age = 28
hobby = "Pythonの勉強"
print("こんにちは!私は", name, "です。")
print("年齢は", age, "歳です。")
print("趣味は", hobby, "です。")
実行結果:
こんにちは!私は ハナマルコ です。
年齢は 28 歳です。
趣味は Pythonの勉強 です。
このように、いくつも変数を使って自分のプロフィールをプログラムで表現できます。
来年になったらage = 29に変更すれば「年齢は 29 歳です。と変更されます。



おお〜っ!しゃ、しゃべった!…じゃなくて、ちゃんと私の自己紹介になってる!



そうです。変数に情報を入れておけば、何度でも取り出して使えるんですよ。
まとめ
今日のポイント
- 変数とは「データをしまう袋や箱」みたいなもの
=
を使って「右のものを左の変数に入れる」print()
で中身を確認できる- 名前にはルールがあるので注意!
変数って、思ったよりカンタンかも…!



変数って最初はこわかったけど、箱に名前をつけるって考えると、急にわかりやすくなった!



変数は、これから何度も何度も使う大事なしくみなので、ぜひじっくり慣れていきましょう。
変数を理解すれば、これから出てくる「関数」「if文」「ループ」なども楽になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
実践シリーズ(初級編)で学習を続ける:
ー Pythonって何?初心者にやさしく解説
ー Pythonで割り勘と時間計算アプリ
ー Pythonの変数とは?初心者向け入門 今ココ
ー Pythonのif文で条件分岐を学ぼう
ー Pythonのfor文とrangeの使い方を学ぶ
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