こんにちは!Python初心者のハナマルコです。
前回の記事では「Pythonって何?」「ChatGPTってどう使うの?」というところからスタートしました。今回はその続きをやっていきます。
今回のテーマはズバリ、「数字を使った計算をChatGPTに手伝ってもらうこと」。
Pythonは「電卓代わり」になるくらい、計算が得意です。しかもChatGPTに聞けば、どんな式もすぐに教えてくれるから、初心者でも安心してスタートできます。
実践シリーズを最初から読みたい方:
▶ Pythonって何?初心者にやさしく解説
- Pythonを使って簡単な計算をする方法
- Pythonのコードは簡単な英単語でできている
Pythonでできる計算の基本
まずは計算の基本、「足し算・引き算・掛け算・割り算」です。

Pythonで簡単な計算をする方法を教えて



もちろんです!Pythonでは、電卓のように簡単な計算をすぐに行えます。ここでは、基本的な計算の方法をわかりやすく紹介します。
Pythonでできる簡単な計算例のコードを教えてくれました。
1. 足し算(たしざん)
print(3 + 5)
# 答え: 8
2. 引き算(ひきざん)
print(10 - 4)
# 答え: 6
3. 掛け算(かけざん)
print(6 * 7)
# 答え: 42
4. 割り算(わりざん)
print(20 / 4)
# 答え: 5.0



なるほど、ptint()で計算したい数字を打ち込むってことなのね。でも割り算だけ小数点まで出ているけどどうして?



Pythonでは、割り算の / 演算子を使うと、結果が必ず小数(浮動小数点)になります。
たとえ割り切れても、整数ではなく小数として出力されるのが特徴です。
「ちゃんと割り算したよ、小数として返してるよ」というPythonのルールです。
「整数だけで結果がほしい」という場合は、//
(整数除算)を使います。



では、実際に計算してみましょう。
print(20 // 4)
# 答え: 5(整数)



本当だ、整数で答えを返してくれた!
すると、チャッピー先生からこんなお言葉が返ってきました。



必要であれば「家計簿の計算」「割り勘の計算」など、日常生活で役立つ例も紹介できますよ!やってみたいことがあれば教えてください



面白そう!それじゃ「割り勘の計算」を教えてください
より実用的な計算をしたい方は:
▶ Pythonで家計簿と残業代を自動計算
ChatGPTに上手く質問するコツ:
▶ ChatGPTのズレを防ぐ質問のコツ
割り勘の計算をChatGPTと一緒に書いてみた
割り勘の計算の例(基本バージョン)
たとえば、食事代が8,400円で、4人で割り勘にしたいときのコードはこんな感じです。
otal = 8400 # 合計金額(円)
people = 4 # 人数
per_person = total // people # 1人あたりの金額(整数で割る)
print("1人あたりの支払い額は", per_person, "円です。")
# 実行結果:
1人あたりの支払い額は 2100 円です。
割り切れない例
たとえば、8,500円を3人で割ると、割り切れません。その場合は「あまり」も表示できます。
total = 8500
people = 3
per_person = total // people # 1人あたりの支払い(整数)
remainder = total % people # あまり(おつり)
print("1人あたりの支払い額は", per_person, "円です。")
print("余ったお金(おつり)は", remainder, "円です。")
# 実行結果:
1人あたりの支払い額は 2833 円です。
余ったお金(おつり)は 1 円です。



今までよりコードが長くなってきて、いかにもプログラミングって感じになってきたわね。
でもよく見ると簡単な単語で書かれているから意味もわかりますね。



すばらしい気づきですね!
まさにその通りで、Pythonは「短い英単語」で書かれているから、初心者でも意味が想像しやすいんです。
たとえばこのコードを見てみましょう。
per_person = total // people
per_person
→ 「1人あたり(per person)」total
→ 「合計」people
→ 「人数」//
→ 「割って、整数にする」=
→ 「~を代入する(=と読み替えられる)」
→ つまり日本語にすると
「1人あたりの金額 = 合計金額 ÷ 人数(整数で)」という意味です。
今回紹介しているコードの中でpeople
、per_person
、total
などは変数なので自由に名前を付けられます。
例えばper_person
をper_capita
などに置き換えても問題ありません。
時間計算アプリ – 終了予定時刻を即座に算出!
もう一つ日常生活で役立つアプリを考えてみましょう。
会議や作業時間が決まっているとき、「あと何分後に終わるんだっけ?」と迷いませんか?
ここで役立つのがこの 時間計算アプリ です!
from datetime import datetime, timedelta
start = input("開始時刻を入力してください(例:14:35):")
hours = int(input("追加する時間(時間単位):"))
minutes = int(input("追加する時間(分単位):"))
start_dt = datetime.strptime(start, "%H:%M")
delta = timedelta(hours=hours, minutes=minutes)
end_dt = start_dt + delta
print(f"➡️ 終了予定時刻は {end_dt.strftime('%H:%M')} です")
コードのポイント解説
datetime.strptime()
:文字列(”14:35″ など)を日時オブジェクトに変換timedelta
:指定した時間・分を加算するオブジェクトstrftime("%H:%M")
:結果を「HH:MM」形式の文字列に変換
実用例として
- 「14:30から90分後って何時?」 → 16:00 表示
- 勉強・料理・入浴の終了時刻チェックに
- 「あと30分だけ集中したい」場面で大活躍!



なるほど、Pythonって足し算、引き算とかだけじゃなくて時間の計算もできるんだ!
プログラムって、英語+ちょっとしたルール
英語が少しわかれば、次のようなことが自然と読めるようになります。
print()
→ 「表示して!」input()
→ 「入力して!」if
→ 「もし〜なら」else
→ 「そうでなければ」for
→ 「〜の回数だけくり返して」while
→ 「〜の間ずっと」



数学が苦手でも、英語っぽくて理解しやすい
最初は難しく見えたけど、読み方がわかると楽しくなってきた



実際の声でもよく聞きます
まとめ
Pythonでは、電卓のようにシンプルな計算がとても簡単にできます。
今回は「割り勘の計算」を例に、足し算・割り算・あまりの出し方などを紹介しました。
覚えることは少しずつで大丈夫。print()
、//
、%
のような「短い英単語」を使って、だんだんとコードの意味が見えてくるはずです。
アプリ名 | 主な機能 | 実用シーン例 |
---|---|---|
割り勘アプリ | // と % で1人分の金額とおつりをサクッと計算 | 飲み会・ランチ・旅行の精算 |
時間計算アプリ | datetime + timedelta で終了時刻を自動算出 | 会議・勉強・作業の終了時間確認 |
「数字を扱うのがちょっと楽しい」と思えたら、それが第一歩!
ぜひ、あなたの日常の中で「Pythonでちょっと計算してみる」ことを試してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
実践シリーズで学習を続ける:
ー Pythonって何?初心者にやさしく解説
ー Pythonで割り勘と時間計算アプリ 今ココ
ー Pythonの変数とは?初心者向け入門
ー Pythonのif文で条件分岐を学ぼう
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